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★さようならムーミン

皆さんもちろんご存知のムーミン。
ムーミンは日本において数回のアニメ化が行われているようです。
初期のアニメ作品（1969年版・1972年版）は世界観が原作とは大きくことなること、またキャラクターがヤンソン自身の挿絵とは大きく異なることなどから、ヤンソンからは難色が示されたらしく、日本のスタッフが原作に近いキャラクターデザインに変えて放送を試みたそうですが、視聴者から「キャラクターが恐い」という意見が出たため、日本国内でのみ放送すると言う条件で、挿絵とは違う独自のキャラクターデザイン（画像参照）で放送されたということです。
この結果、日本では人気を博したものの、原作者のヤンソン自身には好まれなかったのだとか。
ちなみにワタシが幼少時代に観ていたのはこれらの作品であります。
しかし、やはり原作にかけ離れているせいか「ムーミン」はその後　何度かオリジナルに近いタッチでリメイクされるのでありました。それによりその名を広く世界に知らしめたのだそうであります。
　また　ムーミンの生まれ故郷フィンランドではテーマパークの「ムーミン・ワールド」なるものがあり毎年多くの観光客を迎えているそうですが中でも日本人が圧倒的に多いのだとか。（このあたりの様子は片桐はいりさんのフィンランドでの滞在記を綴ったエッセイに出てきます。）

昨日、アニメ・ムーミン（先に書いた初期の作品の事）の声を演じた岸田今日子さんが死去しました。　
原作者が何といおうと”ワタシの中のムーミン”はあの初期（僕は69年生まれだから観ていたのは72年版と考えるのが妥当なのかしらん？）の岸田今日子さんの声のムーミンでした。ドラえもんが大山のぶよさん以外には考えられないように。
昨夜から今朝の訃報を聞いて「嗚呼、ムーミンが死んでしまった。」と思ったら凄く切なくなってきました。
ワタシは自分の子供が生まれたら　かつて自分が子供の頃　好きだったアニメーションも観てもらいたいなと考えています。
出来ればそのときは岸田今日子さんが声を担当する初期のヴァージョンを・・・・。（ワタシがもう一度観たいのです。）

「ムーミンのうた」が画像つきで楽しめます。↓
http://www.komatomo.com/tv/anime/moomin/index.html