ジャズ・ヴォーカル感傷旅行 / 北村公一

osamuswing2006-06-04



 僕は外国のアーティストが歌うレコードやCDはよく聴く方だけれど その歌詞について詳しく調べたり読んだりする方ではない。
でも歌詞がわかればちょっと曲に対するイメージが変わったり特別な愛情が湧いたりするものでしょう。

最近読んでいる『ジャズ・ヴォーカル感傷旅行 / 北村公一』の中で著者である北村さんは自分が好きであるそのその曲の詞の魅力を(著者による素晴らしい翻訳!)存分に教えてくれる。
北村さんが紹介されているレコードのなかに僕が愛聴しているものも多く含まれていていることも興味深い。
著者は言う「ヴォーカルで歌詞がわからなくては、その素晴らしさは伝わらない。字幕なしの外国映画を観ているようなものである。」と。
また、こんな事も言っている「ジャズ・ヴォーカルの歌詞というのは、殺し文句の連続だ。殺し文句の宝庫である。憧れの女性を口説こうと思う男性、恋しい女性をなびかせようとする女性は、すべからくジャズ・ヴォーカルから学ぶべし。」と