ADVENTURES IN PARADISE/MINNIE RIPERTON

osamuswing2005-02-19

「ソウル・ディーバ」 っていう言葉は彼女に捧げたい。
ミニー・リパートンはガンのために早くしてこの世を去ってしまいました。
ティービーのバックアップによって作られた前作「パーフェクとエンジェル」と並んで
本作も 大切な一枚である。
本作を聴くたび僕は手持ちの日本盤CDのライナーノーツに書いてあるこんなエピソードを思い出す。

(以降CDライナーより抜粋)

ごく親しい友人達は ミニーの生涯は(ミニーの娘の)マヤの誕生日(7月27日)以前に
幕を閉じるであろうと言う事が知らされていた。
そのためにもあり、多くの友人達が彼女に会いにやってきた。
7月11日の夜、スティービー・ワンダーが見舞いに訪れた。
ティービーはミニーの為に、曲を書いてきていた。
その曲のタイトルは「ミニー・ゲット・ウェル・スーン」(ミニーは、すぐによくなよ。)
というものだった。
ティービーは病室でこれを歌い、ミニーはじっと聴き入った。
彼女は、一言スティービーにこういった。
「私が待っていた最後の人物がやってきたわね。すべてよくなるわよ。」
7月12日の朝。サンディがいつものようにみにーの部屋に立ち寄ると、彼女はいつものように
笑っていた。前日には、スティービーやホセ・フェリシアーノもやってきた事を話してた。
そして、直後の午後10時。
ミニーは、夫リチャードの腕に抱かれ、子供達にみとられながら不帰の人となった。


また今 この日記を書きながらミニーを聴いている。このエピソードを 思い出すたびに辛いんですけれど。